病院めぐり
山梨県立中央病院泌尿器科
竹崎 徹
pp.615
発行日 1995年7月20日
Published Date 1995/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901562
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山梨県立中央病院は甲府市の北西部の位置にあります。人口約20万人の甲府市は山梨県のほぼ真中にあり,北は八ヶ岳,西は南アルプス,南は霊峰富士山,東は大菩薩峠と四方を山に囲まれた自然の豊かな町です。当地方の伝統工芸の甲州水晶,特産のワインあるいは武田信玄公が戦時食として考え出した小麦粉の生麺と野菜を味噌汁に煮込んだ「ほうとう」などをご存知の方も多いかと思います。
当院は明治9年(1876)に山梨県病院として開院したのが始まりで今年で創立119年を迎えます。県民医療の確保と保健福祉の増進を目的にこれまでの先人の努力により現在は580床を有する総合病院に発展しています。新設された山梨医大の教育関連病院にも指定され,また最近では救命救急センターも併設され文字通り県内の基幹病院としてその重責を果たしています。しかし現在地に新築移転後25年が経過し,建物の狭隘化,老朽化が進み日常診療に支障が現われだし,今後,がん,成人病,周産期の各センターを併設した病院改築の一大プロジェクトが検討され始めています。
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