病院めぐり
富山県立中央病院泌尿器科
田近 栄司
pp.623
発行日 1996年7月20日
Published Date 1996/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904379
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当院は1951年4月1日,前身である旧不二越病院を富山県が有償で引き継ぐ形で開設されました。その後病床を拡張して,現在800床の病院となっています。1996年3月に,現地で約5年をかけた改築工事がすべて完成し,新しい病院として再出発しました。病院の東側には立山連峰がそびえ,西側には富山市内が一望され,南は岐阜県境の山並みがきれいに見渡せます。特に病棟9階からみる立山連峰からのご来光の眺めはすばらしいものです。
新病院は,1患者1ファイル,予約制,オーダリングシステムを取り入れています。すべて発生源入力を取り入れたせいで,当初はかなり戸惑った医師もいましたが,現在は順調に推移しているようです。しかしシステムにはかなりの問題もあり,少しずつ変更してゆく必要がありますが,システムエンジニアとの意見の食い違いに困っているところです(突き詰めるとお金次第?)。患者さんは初めかなりとまどっていたようですが,予約制にも慣れていただき,現在は再来の約90%が予約診療となっています。医局には昨年度よりインターネットが接続されたMacが置いてあり,UMIN−2へも加入させていただき,文献検索もオンラインでできるように検討中です。またhome pageの開設へ向けて医療情報部が頑張っています。
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