フレツシュ婦長
有泉志づ子さん—山梨県立中央病院内科外来
本誌
pp.961
発行日 1982年9月1日
Published Date 1982/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919644
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1981年4月,婦長に,外来患者は1日250人前後,うち新患は30人平均ある,中央病院ということで,県内遠方から来る患者さんもおり,初診総合受け付けに外来主任婦長を配して,患者さんの訴えにそって各科への振り分けをしている.患者さんにも医師を選ぶ権利はあるのたが,実際には不可能.「できるだけそれに近い状態が実現できるように援助するのが,外来看護婦の重要な役割だと思います.それに上手な医療へのかかり方を指導するのも看護婦の役割でしょう」
流してやればだれにでもできるだろうし,時間に追われるので,ちょっと気をゆるめると流してさばいていくことになる.「でも,外来は,患者さんを一見して状態を把握できるくらいの看護婦が,専門分化している医師のもとへ,いかに早く患者さんを届けて治療のルートにのせるか,そして,その患者さんの苦痛をいかに早く取り除いてあげられるかを,まず第1に考えるべきだと思います」
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