増刊号特集 小児泌尿器科診療
小児泌尿器科の最前線
小児悪性腫瘍に対する化学寮法
中畑 龍俊
1
,
石井 栄三郎
2
1東京大学医科学研究所癌病態学教室
2長野県立こども病院血液・免疫科
pp.27-34
発行日 1994年3月30日
Published Date 1994/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901150
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はじめに
癌治療の第一歩は,正確な診断と病態把握であり,それを基にして,最も適切で,効果的な治療を行うことが大切である。
腫瘍マーカー,染色体異常,癌遺伝子,癌抑制遺伝子などの解明により,腫瘍の生物学的特徴が明らかにされてきており,これらの検索によって腫瘍の悪性度を判断することが可能となってきている。また,種々の集学的治療の解析から,腫瘍の病期分類による治療層別化も確立されてきている。
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