増刊号特集 小児泌尿器科診療
小児泌尿器科の最前線
Wilms腫瘍,膀胱横紋筋肉腫診療の進歩
横森 欣司
1
1東京大学医学部小児外科
pp.15-26
発行日 1994年3月30日
Published Date 1994/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901149
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ウイルムス腫瘍診療の進歩
1978年のBeckwithら1)により提唱されたunfavorable histologyの概念の導入以後,組織像別の集学的治療によりウイルムス腫瘍(以下WT)を中心とした小児腎悪性腫瘍の治療成績は著しく向上した。さらに近年,同グループによりWTの前駆病変nephrogenic restの臨床的意義が明らかにされ,新しい治療アプローチが提言された2)。本稿ではWT診療におけるこれらの新しい流れについて概説する。
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