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手術手技 泌尿器科医に役立つ他科領域の手術・12
全層皮膚移植技術の基本と採取の実際
Fundamentals of Full Thickness Skin Grafting and Technique of Harvesting Full Thickness Skin
内田 満
1
Mitsuru Uchida
1
1東京慈恵会医科大学形成外科学教室
1Department of Plastic and Reconstructive Surgery, The Jikei University School of Medicine
キーワード:
手術手技
,
遊離組織移植
,
全層皮膚移植
Keyword:
手術手技
,
遊離組織移植
,
全層皮膚移植
pp.1001-1004
発行日 1993年12月20日
Published Date 1993/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901080
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縫合閉鎖することが不可能な皮膚欠損が生じ,隣接する組織を利用する局所皮弁が何らかの理由で用いられない場合,遊離全層皮膚移植術の適応となる。皮膚移植が成功するためには,移植床と移植皮膚の間ですみやかに血行新生が起こらねばならず,そのためには移植床の整備,植皮片の圧迫固定,感染予防が重要なポイントとなる。移植床は血行の良い組織でなければならず,壊死組織は徐去し,感染のない平坦な移植床を作製する。
骨皮質露出面に植皮することはできない。血腫形成を防ぐため止血を確実に行い,タイオーバー固定により移植片と移植床を密着させる。
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