Japanese
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特集 手術
角膜移植術(全層)
Keratoplasty
樋田 敏夫
1
Toshio Hida
1
1日医大眼科教室
1Dept. of Ophth, Nippon Medical college
pp.1453-1462
発行日 1958年11月15日
Published Date 1958/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206482
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緒言
角膜移植はReisingerの報告以来幾多の先人が研究に研究を重ねて今日に到つたものであるがその術式にも幾多の歴史と変遷がある。然し今日では角膜移植術は何等危険な突飛な手術でなく,一般の白内障手術なみに眼科医であれはどんどんと行へる手術の一つであると言う位普及されて来て居る。本稿では当教室での研究及び種々改良の結果最も安全であり而も最も平易な手術法と考えられる術式を述べる事にする。
角膜移植にも種々種類があり,その目的,移植置換する角膜の層,移植片の大きさ,材料の種類等で色々に分類されるわけであるけれども本稿に於ては勿論,光学的目的の為の,人眼を材料(屍体,生体眼を問はず),部分的(大きさを問はず)全層移植に限定することとし,表層移植は別稿とする事を承知せられたい。
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