病院めぐり
長野県厚生連篠ノ井総合病院泌尿器科
和食 正久
pp.521
発行日 1993年6月20日
Published Date 1993/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900981
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かつては武田信玄,上杉謙信が往来し,現代は中央本線と信越本線が交わる交通の要所,自然に恵まれた長野市篠ノ井に1967年当病院が設立されました。その後患者本位の医療を目指し全国にさきがけて病院食の改善(6時配膳,温食,陶器など),薬剤師による注射薬混合,ベッドサイド看護,週3回透析,3時間ドックなどさまざまな面で先駆的試みに次々と成功し,マスコミに紹介され見学者も多数訪れるようになりました。現在では病床数360,外来患者数1日平均約1,000,常勤医39名の総合病院となっています。泌尿器科の診療は1971年から週2回で始まり,信州大学泌尿器科学教室より医師が派遣されていましたが,1980年からは常勤となり同教室より米山医長が着任,その後富田,渡辺各医長へと交替し,1985年からは常勤医2人となりました。1987年から和食が医長を担当しており,1988年から2年間外国人研修医を受け入れ,1991年からは常勤医3人体制となりました。また週1回非常勤医師の派遣をうけ,ときには小川秋實信州大学教授に手術をお願いすることもあります。
泌尿器科外来患者は1日平均約60名で超音波エコーをはじめとする諸検査がびっしりと詰まっております。
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