Coffee Break
尿失禁外来のスタッフ
曽根 淳史
pp.155
発行日 1993年3月30日
Published Date 1993/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900886
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当科の尿失禁外来では現在約80名の患者に対してCIC(清潔間欠導尿)の指導を行っています。患者の多くは最初に指導をするとき不安な表情を浮かべ自分で行うことに抵抗感を持っています。我々医師は忙しいこともあり,義務的に説明をしてしまうことが多いのですが,外来のスタッフは患者の不安をとるため,指導後に懇切丁寧に例を出して,時間をかけて大丈夫であることを説明してくれます。これらの診療をサポートしてくれるスタッフの存在はチーム医療には欠かせないものです。初診時,約90%の人が不安を感じていますが,2〜3ヵ月後にはほとんどの患者が順調に出来るようになり,不安はないと話しています。このような精神面でのケアーをバックアップしてくれるスタッフの存在は尿失禁外来には欠かせず,感謝しています。
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