小さな工夫
尿道内ステント留置時の超音波画像モニター
大橋 英行
1
,
水尾 敏之
1
1東京労災病院泌尿器科
pp.346
発行日 1992年4月20日
Published Date 1992/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900577
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切除手術不可能な前立腺肥大症患者に尿道内ステントを使用した報告を散見する1).われわれの経験でも術後の排尿は良好で満足度も高い.一方,超音波画像は腎瘻作成をはじめさまざまな手術のモニターとして有用であるが,われわれは尿道内ステント留置に際して超音波を組み合わせて良い結果を得た.
メディコン社のポリウレタン製16Frのダブルマレコット型ステントを使用した.近位端が傘状に開いていて,理想的には傘部分が膀胱頸部に嵌るように設置する.しかし,挿入操作により膀胱頸部がかなり動くためX線透視下のみでは適切な位置の決定が困難である.
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