小さな工夫
メッシュ付きコールドループ
古川 利有
1
,
高島 徹
1
1弘前大学医学部泌尿器科学教室
pp.504
発行日 1991年6月20日
Published Date 1991/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900376
- 有料閲覧
- 文献概要
膀胱結石は日常診療でしばしば遭遇する疾患であり,結石は発見した時点で速やかに摘出すべきである.前立腺肥大症などの排尿障害を伴っている患者では小さな膀胱結石でも自然排石は難しく,このような場合異物摘出鉗子やTUR用ループ・結石除去用コールドループなどを用いているが,鉗子やループでは結石は容易に摘出できないこともしばしばである.こうした経験から,我々はコールドループをさらに改良して的確に結石を摘出することが出来る装置を考案したので報告する.
本装置はコールドループに金属メッシュを取り付けたもので,図1の上が12°/30°光学視管用,下が0°用で光学視管を組み込んだものである.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.