特集 男性不妊診療のニューフロンティア―保険適用で変わる近未来像
〈薬物療法〉
内分泌療法
小林 秀行
1
1東邦大学医療センター大森病院泌尿器科
キーワード:
クロミフェン
,
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
,
ヒト絨毛性ゴナドトロピン
,
hCG
,
卵胞刺激ホルモン
,
FSH
,
アロマターゼ阻害薬
,
非閉塞性無精子症
Keyword:
クロミフェン
,
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
,
ヒト絨毛性ゴナドトロピン
,
hCG
,
卵胞刺激ホルモン
,
FSH
,
アロマターゼ阻害薬
,
非閉塞性無精子症
pp.710-712
発行日 2022年9月20日
Published Date 2022/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207649
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▶ポイント
・低ゴナドトロピン性性腺機能低下症に対するヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)と組換えヒト卵胞刺激ホルモン(r-hFSH)を用いたゴナドトロピン療法は,精子出現が期待できる治療法である.
・造精機能を刺激するクロミフェンクエン酸塩は,2022年4月より保険診療で用いることが可能となり,今後は処方数の増大が期待される.
・非閉塞性無精子症に対するhCGやr-hFSHを用いた治療法は標準治療として確立されておらず,自費診療になるため十分なインフォームド・コンセントが必要となる.
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