特集 どうなの? どうするの? 男性不妊症診療の素朴な疑問
男性低ゴナドトロピン性性腺機能低下症(MHH)に対するホルモン治療はいつまで継続するべきか?
福原 慎一郎
1,2
1JCHO大阪病院 泌尿器科
2大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座(泌尿器科学)
キーワード:
男性低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
,
MHH
,
ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン
,
hCG
,
卵胞刺激ホルモン
,
FSH
Keyword:
男性低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
,
MHH
,
ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン
,
hCG
,
卵胞刺激ホルモン
,
FSH
pp.1068-1072
発行日 2025年11月20日
Published Date 2025/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790121068
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▶ポイント
・治療開始後,精子出現までの期間はさまざまであるが,1年以上の治療後に精子が出現することもある.
・そのため精子出現がない場合に顕微鏡下精巣内精子採取術(micro-TESE)に踏み切るタイミングは治療開始1年程度と考えられるが,その他の要因も加味して症例ごとに考える必要がある.
・micro-TESEを行った場合,一般の非閉塞性無精子症患者に対するmicro-TESEの結果と比べ良好な結果が得られている.

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