特集 尿路性器感染症の治療薬はこう使う!―避けては通れないAMRアクションプラン
尿路性器感染症に対する適正抗菌薬の選択―AMRアクションプランと抗菌薬使用量の現状と将来展望について
石川 清仁
1
1藤田医科大学病院 医療の質・安全対策部 感染対策室
キーワード:
AMRアクションプラン
,
抗菌薬適正使用
,
尿路性器感染症
Keyword:
AMRアクションプラン
,
抗菌薬適正使用
,
尿路性器感染症
pp.88-93
発行日 2022年2月20日
Published Date 2022/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207434
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▶ポイント
・2016年4月の感染症対策関係閣僚会議において,AMRアクションプランの成果指標として「抗菌薬総使用量を2013年の水準から33%削減する」が掲げられた.
・わが国の抗菌薬の総使用量は欧州先進国のランキングで中央位といえるが,種類別使用割合をみると広域経口抗菌薬の比率が高く,耐性菌出現の温床となっている.
・尿路性器感染症に対する耐性菌誘導を助長しない理想とする治療法を検討することで,多くの泌尿器科医の抗菌薬の選択や投与期間に変容が生ずることを期待したい.
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