特集 —総合診療の視点から見た—感染症診療Update—この10年で変わったものと変わらないもの
【各論】
❼抗菌薬の適正使用の変遷
矢野 晴美
1,2,3
1国際医療福祉大学医学部 国際医療者教育学
2国際医療福祉大学医学部 感染症学
3国際医療福祉大学成田病院感染症科
キーワード:
抗菌薬
,
抗菌薬適正使用
,
薬剤耐性
,
AMR
,
感染症科
,
感染症教育
Keyword:
抗菌薬
,
抗菌薬適正使用
,
薬剤耐性
,
AMR
,
感染症科
,
感染症教育
pp.1385-1388
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350121385
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この10年で変わったもの
・国家として薬剤耐性へのアクションプラン(2016-2020、2023-2027)を実行
・ペニシリン系薬の使用の推進
・カルバペネム系薬の適正使用の推進
・経口第3世代セフェム系薬・ニューキノロン系薬・マクロライド系薬の使用量削減
・臓器横断的な感染症科専門診療の普及と世代交代
・微生物の同定検査の迅速化(遺伝子パネルや質量分析による同定)
・AIの普及による診療補助ツール
この10年で変わらないもの
・医療面接・身体診察・臨床推論の重要性
・微生物学・臨床感染症学の統合教育の重要性
・カルバペネム系薬の抗菌薬適正使用

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