特集 日頃の感染症診療で気になる疑問2022
トピックス
地域の薬局を巻き込んだ抗菌薬適正使用
岩元(木下) 典子
1
,
宇田 和宏
2
1国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター
2岡山大学病院 小児科
キーワード:
抗菌薬適正使用
,
モニタリング
,
外来抗菌薬
,
薬局
Keyword:
抗菌薬適正使用
,
モニタリング
,
外来抗菌薬
,
薬局
pp.285-287
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_285
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
▪保険薬局と医療機関の協力のもと,地域のクリニックごとの処方量のmonitoring and feedbackを行った.
▪2017年と2018年の比較では,抗菌薬処方頻度は小児科,耳鼻科とも減少していた.
▪医療機関別の抗菌薬処方頻度は,医療機関によって処方頻度にばらつきが大きいことがわかった.
▪データ抽出,集計に時間を要するため「見える化」を行うプログラムの開発や体制づくりが望まれる.
▪各々の地域で主体性をもって進めていくことが重要と考える.
© Nankodo Co., Ltd., 2022