増刊号特集 泌尿器科診療の最新スタンダード―平成の常識は令和の非常識
腫瘍
部位別
転移性ホルモン感受性前立腺癌
宮澤 慶行
1
,
関根 芳岳
1
,
新井 誠二
1
,
鈴木 和浩
1
1群馬大学大学院医学系研究科泌尿器科学
pp.73-76
発行日 2020年4月5日
Published Date 2020/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206860
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以前の常識
・本邦では転移性ホルモン感受性前立腺癌(mHSPC)に対しての全身治療導入はアンドロゲン除去療法(ADT)単独もしくは非ステロイド性抗アンドロゲン剤(ビカルタミドなど)を併用したCAB療法が主流であった.
現在の常識
・2015年以降に発表された複数の臨床試験結果から,mHSPC症例の転移腫瘍量,病理学的悪性度などをリスク因子として層別化を行い,治療方針を検討することでADTに追加治療が有効な患者群,不要な患者群を見出すことができる可能性が示されている.
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