Japanese
English
綜説
ホルモン感受性を考慮した,去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)の治療戦略
Treatment strategies for castration-resistant prostate cancer based on hormone-sensitivity
鈴木 啓悦
1
,
遠藤 匠
1
,
高野 慎
1
,
矢野 仁
1
,
直井 牧人
1
,
西見 大輔
1
,
神谷 直人
1
,
髙波 眞佐治
1
Hiroyoshi Suzuki
1
,
Takumi Endo
1
,
Makoto Takano
1
,
Masashi Yano
1
,
Makito Naoi
1
,
Daisuke Nishimi
1
,
Naoto Kamiya
1
,
Masaharu Takanami
1
1東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科
キーワード:
去勢抵抗性前立腺癌
,
ホルモン療法
,
薬物療法
Keyword:
去勢抵抗性前立腺癌
,
ホルモン療法
,
薬物療法
pp.255-266
発行日 2011年4月20日
Published Date 2011/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102370
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要旨 外科的精巣摘除術のみであったホルモン療法も,徐放性LH-RHアゴニストや非ステロイド性アンチアンドロゲン剤の開発などが進み,さまざまな治療様式が揃ってきた。以前はホルモン療法が,外科的去勢のみであったので,一度再燃するとそれは臨床的に再燃癌を意味していた。ところが,上述したように,ホルモン療法が多様化したこともあり,再燃癌の定義自体困難になってきた。このような背景の中,去勢抵抗性前立腺癌(castration-resistant prostate cancer:CRPC)という用語が広く用いられるようになってきた。本稿では,ホルモン感受性を意識した,CRPC治療戦略について概説する。
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