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特集 泌尿器科医のためのゲノム腫瘍学入門─時代に取り残されるな
母斑症と泌尿器腫瘍
Urological tumors associated with nevus
波多野 孝史
1
Takashi Hatano
1
1JR東京総合病院泌尿器科
キーワード:
結節性硬化症
,
腎血管筋脂肪腫
,
神経線維腫症1型
,
副腎褐色細胞腫
Keyword:
結節性硬化症
,
腎血管筋脂肪腫
,
神経線維腫症1型
,
副腎褐色細胞腫
pp.918-922
発行日 2018年10月20日
Published Date 2018/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206408
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▶ポイント
・結節性硬化症に伴う腎血管筋脂肪腫に対する治療目的は腎機能の保持,腎血管筋脂肪腫増大の抑制,腎血管筋脂肪腫破裂の予防である.エベロリムス治療は腎血管筋脂肪腫を縮小させ,有害事象は比較的軽微である.
・神経線維腫症1型に伴う副腎褐色細胞腫は両側発生を認めることがあり,両側副腎摘除術が必要な場合がある.
・母斑症に伴う泌尿器腫瘍は全身のさまざまな臓器に病巣が発現するため,当該診療科の密接な連携が求められる.
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