学会印象記
「第106回日本泌尿器科学会総会」印象記
小宮 顕
1
1千葉大学大学院医学研究院泌尿器科学
pp.756-757
発行日 2018年8月20日
Published Date 2018/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206370
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第106回日本泌尿器科学会総会が京都大学教授の小川修会長のもと,京都国際会館およびグランドプリンスホテル京都にて4月19〜22日の日程で開催されました.併せて,16th Urological Association of Asia(UAA)Congress 2018も開催されました.このように日本とアジアの泌尿器科学会が同時に行われたのは史上初と思われ,どちらか1つでも多大なる労力と時間が必要ですので,今後もなかなか実現は難しいのではないでしょうか.
さて,なぜ今回私が本印象記を書くに至ったかというと,SNSへの情報発信がきっかけのようです.今年は日本での開催であり,久しぶりにUAAに参加しようと思い,演題を出しました.すると演題番号が“MP-001”と,第一番目としていただき,珍しいこともあったものだと情報をアップしたところ,原稿依頼を受けたという次第です.賞を取ったわけでもなく,特に学術的に優れているというわけでもないのですが,気分よく発表できました.内容は,「精液所見の改善には,タバコやアルコール,長風呂,サウナ,ブリーフなどは避けましょう」というごく当たり前の内容でした.UAAのModerated Posterセッションの演者のなかには,106回総会から移動となった方もいらしたようですが,領域ごとに賞が選定され,よく練られていました.蛇足ですが,UAAの特典として京都市の地下鉄1日券が2枚ついておりお得でした.このような京都大学ならではの気配りが随所でみられる学会でした.
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