学会印象記
「第100回日本泌尿器科学会総会」印象記
押野見 和彦
1
1昭和大学医学部泌尿器科
pp.614-615
発行日 2012年7月20日
Published Date 2012/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102861
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第100回日本泌尿器科学会総会が,4月21日から24日にかけて横浜市(パシフィコ横浜)で開催されました。昨年の第99回総会は,直前に起こった東日本大震災にもかかわらず,学問の発展のみならず被災地を含めた日本全体の復興を願う会でした。今回のメインテーマは「新百年への扉」でしたが,これは学会が新たな時代への幕開けをすることのみならず,まだ決して十分とはいえない地域も多くある震災からの復興のスタートも印象づけるものでした。節目の第100回なので,もちろん「お祝い」なのですが,扉の向こう側の未来を見据えるだけでなく,過去の歴史を振り返るというのがテーマでもあるので,プログラムに「再考する」というタイトルが付いたシンポジウムやセミナーが多かったという印象があります。もちろん,そのほかにも祝賀行事もあり,いつにも増してプログラムのボリュームが多かったため,残念ながら聴講できなかったものも多くありましたが,自分が参加することができた部分について書かせていただこうと思います。
今回の総会の主な柱としてはさまざまありますが,やはり「JUAアップデート」,「市民公開講座などの100周年記念事業」,「インターナショナルセッション」でしょう。
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