学会印象記
「第105回日本泌尿器科学会総会」印象記
渡部 明彦
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1富山大学大学院医学薬学研究部腎泌尿器科学講座
pp.636-637
発行日 2017年7月20日
Published Date 2017/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206066
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第105回日本泌尿器科学会総会が,鹿児島大学教授の中川昌之会長のもと,2017年4月21〜24日にかけて鹿児島市で開催されました.私は前日から鹿児島入りしましたが,鹿児島市までは富山市から特急サンダーバードで新大阪まで行き,九州新幹線「さくら」に初めて乗りました.新大阪から鹿児島中央駅まで乗り換えもなく,普通席でしたがグリーン席並みに広くとても快適でした.鹿児島は南国のイメージがあり,この時季はさすがに暑いのだろうなと勝手に思い込んでいたぶん,同日は雨で肌寒かったことは意外でしたが,学会開催日以降は晴れて暖かく,心地よい気候のもと進んでいきました.学会は城山観光ホテル,かごしま県民交流センター,宝山ホールの3つの会場で行われました.城山観光ホテルは標高108mの高台に建っているため,鹿児島のシンボルの桜島や鹿児島市街地の素晴らしい景色を一望でき,宝山ホールの会場前広場においてはやや遠目ではありますが西郷隆盛像を拝見することができました.学会場に足を運んだだけでも十分観光した気分になりました.
さて,学会に参加した印象ですが,抄録集を見ても例年に比べ,国際セッションが増えているように思いました.毎度のことながらヒアリングに難がある私は流れるスライドを目で追うことに必死でしたが,AUAやEAUのLectureや合同Symposiumだけではなく,UAA Lecture,Asian Urology SymposiumやJUA International Oral Sessionではアジア各国からの演題が多数あり,近年発展の著しいアジア諸国におけるJUAの役割というものを垣間見たような気がしました.
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