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特集 腎癌に対する薬物療法─最新エビデンスを実臨床に活かす
腎癌に対する二次薬物療法─各薬剤の特徴とその選択指針
Second-line treatment for advanced renal cell carcinoma
高橋 正幸
1
,
金山 博臣
1
Masayuki Takahashi
1
,
Hiroomi Kanayama
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部泌尿器科学分野
キーワード:
二次治療
,
VEGF阻害薬
,
mTOR阻害薬
Keyword:
二次治療
,
VEGF阻害薬
,
mTOR阻害薬
pp.26-33
発行日 2018年1月20日
Published Date 2018/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206167
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▶ポイント
・サイトカイン療法後あるいはVEGF阻害薬後の二次治療として,分子標的薬のなかでは,VEGFR-TKIがmTOR阻害薬よりも有効な可能性がある.
・二次治療として,VEGFR-TKIのなかで,アキシチニブは有効性が高く,日本人において有害事象がコントロールしやすいことから選択肢の1つとして推奨される.
・二次治療としてどの患者にVEGFR-TKIあるいはニボルマブなどのimmuno-oncology薬を投与すべきかが現在最も大きな課題である.
・今後,二次治療としてカボザンチニブなどの新しい分子標的薬も期待される.
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