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特集 腎癌に対する薬物療法─最新エビデンスを実臨床に活かす
腎癌に対する一次薬物療法─各薬剤の効果を最大化するための工夫
1st-line systemic therapy for renal cell carcinoma : maximizing the therapeutic potential of each agent
近藤 恒徳
1
Tsunenori Kondo
1
1東京女子医科大学東医療センター泌尿器科
キーワード:
腎細胞癌
,
一次薬物治療
,
薬物選択
Keyword:
腎細胞癌
,
一次薬物治療
,
薬物選択
pp.18-25
発行日 2018年1月20日
Published Date 2018/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206166
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▶ポイント
・転移性腎癌症例に対する全身治療の主流は分子標的治療薬であり,治療効果を最大限に上げるためには,薬剤選択の根拠をもつことが重要である.
・治療では,1st-lineの薬剤選択が予後に最も大きく影響する.そのときに考慮すべき因子は腫瘍縮小効果であり,これまでの臨床試験の結果からはスニチニブが最も有効な薬剤であると考えられる.
・実臨床では臨床試験とは異なり,患者背景は多岐にわたるため,柔軟に薬剤選択を行うことも必要である.
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