増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見
[1]先天性疾患・小児泌尿器科疾患
前部・後部尿道弁
川合 志奈
1
,
日向 泰樹
1
,
中井 秀郎
1
1自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児泌尿器科
pp.115-117
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205931
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ここがポイント
◉排尿時膀胱尿道造影の際には,尿道弁や膀胱尿管逆流(vesicoureteral reflux : VUR)の有無のみでなく,膀胱容量,尿流異常,膀胱壁の不整・残尿の有無など,膀胱機能に関する情報も収集する.
◉膀胱尿道鏡の際には,クレーデ操作を行いながら尿道を観察する.
◉特に重症例では弁切開(trans urethral incision : TUI)による尿道の通過状態改善で治療を終了とせず,術後の膀胱機能を経過観察する.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.