増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅰ知っておきたい泌尿器科検査の手順のコツ
[8]内視鏡検査
膀胱尿道鏡検査
吉田 健志
1
1関西医科大学附属病院腎泌尿器外科
pp.85-87
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205922
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ここがポイント
◉検査中の患者への声がけや環境づくり(音楽)など,疼痛への配慮が重要である.
◉遠近の視野を上手く使い分ける.
◉内視鏡グリップ/光学視管の回転の程度をイメージし,オリエンテーションを失わない.
◉頂部に貯留した気泡や尿管間靱帯を目印に,病変位置を正確に記録する.
◉尿道損傷を起こさぬよう,内腔を確認しながら挿入する.
◉検査に不慣れなうちは左右誤認が起こりうるため,気泡などを目印とし,現在位置を把握する.
◉血尿や膀胱内浮遊物(デブリス)の強い症例では,膀胱洗浄が必要である.硬性鏡の使用も考慮する.
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