増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅰ知っておきたい泌尿器科検査の手順のコツ
[8]内視鏡検査
尿管鏡検査
吉田 健志
1
1関西医科大学附属病院腎泌尿器外科
pp.88-90
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205923
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ここがポイント
◉体位は砕石位がベストで,全身麻酔が望ましい.
◉内視鏡挿入はセイフティガイドワイヤーを留置し,直接法,おじぎ法,回転法でアプローチする.
◉腎杯の見落とし,ディスオリエンテーションに注意が必要である.造影CT(排泄相)があれば,3D構築画像が役立つ.
◉無理な内視鏡挿入は尿管断裂を招く可能性もあるため,尿管狭窄部では無理をしない.
◉尿管口が狭い症例では術前に可能性を説明し,ステント留置による撤退も考慮する.
◉高リスク症例(水腎症,術前細菌尿,カテーテル留置例)では,術後感染に注意が必要である.
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