Japanese
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特集 最新泌尿器病理─世界の最先端を学ぶ
IDC-P─古くて新しい概念
IDC-P : an old and new concept
宮居 弘輔
1
Kosuke Miyai
1
1防衛医科大学校病態病理学講座
キーワード:
Intraductal carcinoma of the prostate(IDC-P)
,
診断基準
,
臨床的意義
Keyword:
Intraductal carcinoma of the prostate(IDC-P)
,
診断基準
,
臨床的意義
pp.753-758
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205779
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▶ポイント
・IDC-Pは多くの場合でhigh-grade/stageの浸潤癌が上皮内に進展したものと考えられ,生検検体/全摘検体におけるIDC-Pは患者予後不良因子となる.
・IDC-Pの診断基準として,前駆病変であるHGPINとの鑑別に重点をおいたものがいくつか提唱されている.
・少数のIDC-Pは浸潤癌との関連がみられないことから,現状ではIDC-Pを単独でGleason gradeに対応させるべきではなく,これらの症例を加味した臨床的意義に関してはさらなる検討が待たれる.
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