今月の主題 胃・十二指腸疾患と検査
技術解説
Helicobacter pylori
藤岡 利生
1
,
木本 真美
1
,
有田 聖子
1
Toshio FUJIOKA
1
,
Mami KIMOTO
1
,
Kiyoko ARITA
1
1大分医科大学第二内科
キーワード:
Helicobacter pylori
,
診断法
,
臨床的意義
Keyword:
Helicobacter pylori
,
診断法
,
臨床的意義
pp.1157-1161
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902133
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Helicobacte pyloriは約10年前にヒトの胃粘膜から高率に分離されたグラム陰性桿菌であり,最近では胃炎,消化性潰瘍および胃癌とのかかわりが注目されている.本菌の臨床的な診断法には分離・培養法,組織学的鏡検法,ラピッドウレアーゼテスト,血清抗HP抗体価の測定,尿素呼気試験やPCR法などが用いられている.本稿ではこれらの検査法およびH.pyloriの臨床的意義について概説した.〔臨床検査38:1157-1161,1994〕
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