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特集 泌尿器科医のための放射線治療学講座─基礎から徹底的に理解する
〈泌尿器科臨床への応用〉
骨転移に対する緩和照射
Palliative radiotherapy for metastatic bone tumors : recent trend
唐澤 克之
1
Katsuyuki Karasawa
1
1がん・感染症センター都立駒込病院放射線科
キーワード:
骨転移
,
放射線治療
,
定位照射
Keyword:
骨転移
,
放射線治療
,
定位照射
pp.686-690
発行日 2016年8月20日
Published Date 2016/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205765
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▶ポイント
・骨転移に対する緩和照射の目的は根治線量に比べて少ない線量で達成される.
・全身抗がん治療の進歩で骨転移患者の予後は延長しており,長期の制御が必要な場合には,再照射や定位照射が考慮されることもある.
・再照射に際しては,脊椎転移における脊髄のような正常臓器の耐容線量に注意が必要である.正常臓器を避けて,1回大線量を投与する定位照射があるが,精度の高い装置と熟練したスタッフのそろった環境で行われるべきである.
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