Japanese
English
誌上シンポジウム 脊椎腫瘍 最近の話題
整形外科の立場からみた最近の放射線治療
Recent Advances of Radiotherapy from the Orthopaedic Surgeon's Standpoint
杉田 守礼
1
Shurei SUGITA
1
1がん・感染症センター都立駒込病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Tokyo Metropolitan Cancer and Infectious diseases Center Komagome Hospital
キーワード:
放射線治療
,
radiotherapy
,
転移性脊椎腫瘍
,
spinal metastasis
,
定位照射
,
stereotactic radiotherapy
Keyword:
放射線治療
,
radiotherapy
,
転移性脊椎腫瘍
,
spinal metastasis
,
定位照射
,
stereotactic radiotherapy
pp.607-611
発行日 2016年7月25日
Published Date 2016/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200573
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放射線治療は転移性脊椎腫瘍に対する治療として最も広く用いられており,その照射量,回数,方法など手法は多岐にわたる.外科的な脊椎の除圧固定術を併用した術後の外照射治療はその有効性が既に証明されているが,患者全体の10〜15%程度にしか行われていない.最近では外照射治療に加え,術中照射療法や,脊髄への被曝を最小限にとどめる定位照射療法なども実用化されており,外照射治療歴のある患者に対しても脊髄の被曝限界を超えない形で再度の放射線治療が行うことができるようになっている.これらの治療の原理,適応などについて紹介する.
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