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特集 泌尿器科医のための放射線治療学講座─基礎から徹底的に理解する
〈放射線治療を理解するための基礎〉
粒子線とX線の差からみた粒子線治療の特徴
Features of the particle beam therapy focusing on the difference between the particle beam and the photon beam
河村 英将
1
,
大野 達也
1
Hidemasa Kawamura
1
,
Tatsuya Ohno
1
1群馬大学重粒子線医学研究センター
キーワード:
粒子線治療
,
放射線生物学
Keyword:
粒子線治療
,
放射線生物学
pp.660-665
発行日 2016年8月20日
Published Date 2016/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205761
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▶ポイント
・粒子線治療として,陽子線と重粒子線(炭素イオン線)が用いられている.
・粒子線はブラッグピークを利用した深さ方向の制御が可能で,線量分布がX線と大きく異なる.
・重粒子線ではDNAの二重鎖切断がX線に比べて高率に起こり,生物学的効果が高いが,陽子線はX線とほぼ同様である.
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