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特集 ここが知りたい! 筋層非浸潤性膀胱癌─エキスパートが答える日常診療の疑問点
〈初発腫瘍に対する治療方針〉
高リスク群
High risk group
松井 喜之
1
Yoshiyuki Matsui
1
1京都大学医学研究科泌尿器科学教室
キーワード:
高リスク筋層非浸潤性膀胱癌
,
BCG注入療法
,
維持療法
Keyword:
高リスク筋層非浸潤性膀胱癌
,
BCG注入療法
,
維持療法
pp.150-154
発行日 2016年2月20日
Published Date 2016/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205544
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質問 : 初発高リスク群(Ta/T1腫瘍)の再発・進展予防にはBCG維持療法が必要ですか? また,どのような維持療法のレジメンが推奨されるでしょうか?
▶ポイント
・初発高リスク筋層非浸潤性膀胱癌に対するBCG維持療法の再発予防効果は証明されているが,病期進展抑制効果に関してはまだ明確な結論は得られていない.
・維持療法におけるBCG投与量・投与回数などの規定はないが,高リスク癌に対しては,標準量で1年以上の継続が推奨される.
・BCG減量や抗菌薬の併用が有害事象の軽減に有効な可能性がある.
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