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特集 ここが知りたい! 筋層非浸潤性膀胱癌─エキスパートが答える日常診療の疑問点
〈初発腫瘍に対する治療方針〉
CIS群
The optimum evaluation for the efficacy of BCG treatment of carcinoma in situ
穴井 智
1
Satoshi Anai
1
1奈良県立医科大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
BCG膀胱内注入療法
,
治療効果判定
,
再発パターン
Keyword:
BCG膀胱内注入療法
,
治療効果判定
,
再発パターン
pp.156-159
発行日 2016年2月20日
Published Date 2016/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205545
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質問 : CISに対してBCG導入療法やBCG維持療法を行った場合,治療効果はどのように評価するのがよいのでしょうか?
▶ポイント
・BCG膀胱内注入療法の効果判定のため,治療前後に尿細胞診を確認することがきわめて重要である.
・CIS病変が広範囲に及ぶ場合は,BCG膀胱内注入療法後,病理組織学的な悪性所見の有無を確認すべきである.
・膀胱内注入療法後の再発パターンとして,不応性と抵抗性があることを認識し,治療終了後に病理学的な悪化を認める不応性の場合には,即時の膀胱全摘除術も考慮する必要がある.
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