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綜説
筋層非浸潤性膀胱癌の治療戦略―膀胱内BCG注入療法および維持療法の有用性
The treatment strategies for non-muscle invasive bladder cancer-invtravesical BCG and maintenance BCG are effective for bladder cancer
宮崎 淳
1
,
西山 博之
1
Jun Miyazaki
1
,
Hiroyuki Nishiyama
1
1筑波大学医学医療系泌尿器科学
キーワード:
筋層非浸潤性膀胱癌
,
BCG膀胱内注入療法
,
維持療法
Keyword:
筋層非浸潤性膀胱癌
,
BCG膀胱内注入療法
,
維持療法
pp.453-460
発行日 2012年6月20日
Published Date 2012/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102825
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要旨 筋層非浸潤性膀胱癌は,粘膜内にとどまるTa,粘膜下結合組織まで浸潤するT1,あるいは上皮内癌Tis(carcinoma in situ:CIS)として分類される。基本的に,経尿道的膀胱腫瘍切除(TURBT)および抗癌剤やBCGの膀胱内注入療法を中心とした膀胱温存治療の対象となる。一般に生命予後は良好であるが,高い頻度で膀胱内再発を繰り返すことから,治療後の異所性の再発や進行に留意して経過を観察しなければならない。このため,膀胱癌の診断,治療において,再発や進行に関するリスクの認識とそれに応じた治療の選択は極めて重要である。
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