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編集後記
大家 基嗣
pp.968
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205480
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今年の夏は記録的な猛暑で,東京では猛暑日の連続記録を現在更進中です。病院での冷房の設定温度はこの暑さを跳ね返すことはできず,クールビズでもしのぐことは大変です。このようななかで私は,時代を逆行して続けている習慣があります。診療中はネクタイを着用していることです。よく「暑くないのか?」と聞かれるのですが,暑くないはずはなく,やせ我慢なのかもしれません。しかし,習慣とは恐ろしいもので,ネクタイを外して患者さんにお会いすると何か落ち着かないのです。若かりし頃はケーシータイプの白衣を着ていました。しかし,大学病院で外来を任されるようになってからはネクタイ着用を守り続けています。恩師の村井勝名誉教授も必ず趣味のよいネクタイを着用されていました。その影響からかもしれません。
先日,イメージコンサルタントの第一人者である大森ひとみさんとお話しする機会があり,この習慣についてお話しをしたところ,えらく共感していただきました。大森さんは「大森メソッド」という会社を立ち上げ,国際的にも活躍されている服飾のアドバイザーです。企業からの依頼で,いかに上手にスーツを着こなして外見力を上げ,商談を成立させるかを指導されています。私の習慣は「戦略」として正しいとご評価をいただきました。
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