特集 ロボット時代の泌尿器科手術②—新たな術式への挑戦
企画にあたって
小島 祥敬
1
1福島県立医科大学医学部泌尿器科学講座
pp.893
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205465
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わが国では少子高齢化により,労働力の低下と医療費の財源の膨張を来し,健康保険制度の破綻の危機にさらされています。また医療の高度化は,医療費をさらに高騰化させ,この危機に拍車をかけているのが現状です。しかしながら,医療はそれとは関係なく,絶えず進歩しています。したがって,高コストのロボット支援手術が,どこまで保険適用として認められるかが今後の大きな課題です。ロボット支援手術は,従来手術に比較して,大きなメリットがあることは誰しも認めるところです。そういう意味からも,国民のニーズとともに,医療の進歩に対応した健康保険制度の構築が求められるところです。
さて,先月号の「ロボット時代の泌尿器科手術①—前立腺癌に対する新たなスタンダード」に引き続き,今月号は,「ロボット時代の泌尿器科手術②—新たな術式への挑戦」というタイトルで特集を組ませていただきました。
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