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特集 ロボット時代の泌尿器科手術①—前立腺癌に対する新たなスタンダード
Ⅱ.手術成績
断端陽性率と癌制御
Management of positive surgical margins and cancer control after robot-assisted radical prostatectomy
植田 健
1
,
竹下 暢重
1
,
梨井 隼菱
1
,
篠崎 哲男
1
,
佐藤 陽介
1
,
小林 将行
1
,
小丸 淳
1
,
深沢 賢
1
Takeshi Ueda
1
,
Nobushige Takeshita
1
,
Jun-ryo Rii
1
,
Tetuso Shinozaki
1
,
Yosuke Sato
1
,
Masayuki Kobayashi
1
,
Atsushi Komaru
1
,
Satoshi Fukasawa
1
1千葉県がんセンター前立腺センター・泌尿器科
キーワード:
前立腺癌
,
ロボット支援手術
,
断端陽性率
Keyword:
前立腺癌
,
ロボット支援手術
,
断端陽性率
pp.848-854
発行日 2015年9月20日
Published Date 2015/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205453
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要旨 開腹手術は限局性前立腺癌において標準的治療とされてきたが,近年da Vinci® surgical systemの開発により,本邦においても開腹手術からロボット支援前立腺全摘除術(RARP)が広く行われるようになった。前立腺癌の手術では断端(surgical margin:SM)陽性率は,生化学再発に大きな影響を及ぼすが,画像診断による病期診断に限界がある以上,SM陽性率を0%にすることは困難である。本稿では,当センターにおける断端陽性率と癌制御の改善における取り組みについて,治療経験を踏まえ,文献的に考察して概説する。
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