Japanese
English
特集 進行性腎癌に対する分子標的治療薬・薬剤選択ガイド
未治療,poor risk進行性腎癌における分子標的治療薬治療
Molecularly targeted therapy for untreated and poor risk patients with advanced renal cell carcinoma
植田 健
1
,
齋藤 允孝
1
,
小林 将行
1
,
小丸 淳
1
,
深沢 賢
1
Takeshi Ueda
1
,
Yoshitaka Saitoh
1
,
Masayuki Kobayashi
1
,
Atsushi Komaru
1
,
Satoshi Fukasawa
1
1千葉県がんセンター前立腺センター・泌尿器科
キーワード:
進行性腎癌
,
テムシロリムス
,
スニチニブ
Keyword:
進行性腎癌
,
テムシロリムス
,
スニチニブ
pp.19-24
発行日 2012年1月20日
Published Date 2012/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102584
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 予後不良の進行性腎癌に対して分子標的治療薬による治療が可能となり,一定の治療効果をもたらした。欧米では,第Ⅲ相臨床試験をもとにガイドラインが作成され治療が行われている。本邦ではまだ一定のコンセンサスが得られておらず,分子標的治療薬以外にもインターフェロンも使用されている。Memorial Sloan-Kettering Cancer Centerによるリスク分類でfavorable/intermediate riskではソラフェニブやスニチニブが用いられる場合が多いがpoor riskでは,治療選択に苦慮する場合が多い。本稿では,テムシロリムスやスニチニブの臨床試験や当センターでの治療経験を元にpoor risk進行性腎癌への治療方針を解説する。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.