画像診断
腎嚢胞に合併した腎細胞癌の1例
飯田 如
1
,
江藤 耕作
1
1久留米大学医学部泌尿器科学教室
pp.1090-1094
発行日 1989年12月20日
Published Date 1989/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205124
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患者 63歳,女性。
主訴 右側腹部鈍痛。
初診 1988年9月17日。
既往歴 60歳より高血圧のため内服治療中。
家族歴 父:肺結核、母:胃癌、弟:食道癌。
現病歴 1988年8月に右側腹部から背部にかけての鈍痛を自覚し某医を受診,エコーにて右腎上極にSOLを指摘され来院。右単純性腎嚢胞の診断で経過観察していたが,1989年2月のエコー,CT検査の結果,嚢胞内容の異常を疑われ1989年3月14日当科入院となった。
検査所見 血沈亢進(40mm/1hr, 77mm/2hr)以外に血液一般,血液生化学検査に異常なし。尿細胞診は陰性。KUBにて異常を認めず。
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