教室だより
東北大学泌尿器科学教室
古川 和行
pp.1115
発行日 1988年12月20日
Published Date 1988/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204891
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東北大学医学部は,その歴史を遡れば,1817年(文化14年)に設立された仙台藩医学校に源を発している。仙台藩医学校は1872年(明治5年)には宮城県立医学所に,1882年(明治15年)宮城医学校となり,その後名称を変えつつ発展して,東北帝国大学医学部となり,1947年(昭和22年)に現在の東北大学医学部となった。泌尿器科学講座は1959年(昭和34年)3月,従来の皮膚泌尿器科講座から分離独立し,故宍戸仙太郎名誉教授を初代教授として開講された。以後,宍戸教授は当教室を16年間にわたり主宰され,その後,1977年4月からは2代目教授として折笠精一教授を迎え今日に至っている。昨年は,折笠教授就任10周年を迎え,ごく内輪だけで10周年をお祝いする会を行ったが,教室は来年で開講30周年を迎えることになる。
医局員は現在,50名(うち,教室在籍者34名,出張者16名)を数え,大学および関連病院で研鑚を積んでいる。本学部は仙台医学専門学校に魯迅が学んだのを始めとして多数の外国人留学生を受け入れてきたが,当教室でも現在,シリアとブラジルからの留学生が研修中である。
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