教室だより
旭川医科大学 泌尿器科学教室/宮崎医科大学 泌尿器科学教室
橋本 博
,
大藤 哲郎
pp.272,276
発行日 1988年3月20日
Published Date 1988/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204707
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旭川医大は,1973年9月29日,当時の一県一医大構想のもと設置されたが,同日黒田一秀初代教授(現名誉教授)により,泌尿器科学教室も開設されている。当時はまだ市立旭川病院内に設けられた仮研究室で,付属病院開設の準備などに忙殺される状態であったが,1975年7月の研究棟竣工と1976年11月の付属病院開設を待って,教室として本格的に始動することができた。黒田教授はその後本学第二代学長に就任したが,1983年8月には,八竹直教授を迎え,現在に至っている。また,教室開設当初には,教室員の全員が北大およびその関連病院からの移籍であったが,1980年4月に本学卒業生の中から初の入局者があり,現在は教室員21名の内,本学卒業生が17名を数えるに至っている。
教室員は未だ少人数であり,それに伴って活動の範囲をなかなか広げ得ないという悩みはあるが,逆にまた,少人数故のまとまりの良さと,活動のしやすさがあるのではないかと思う。これは仕事の面においても無論発揮されるのであるが,遊ぶ時にも同様で,夏のキャンプ,冬のスキーツアーなど教室の行事は多彩である。ちなみに旭川は大雪山国立公園に隣接し,車で1時間も走れば,北海道の大自然を満喫できるという極めて恵まれた環境にある。この原稿を書いている今(1月末)はスキーシーズン真っ盛りであるし,あと2月もすれば実に気持ちの良い雪解けの季節を迎える。
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