手術手技
追加発言・2
大堀 勉
1
Tsutomu Ohhori
1
1岩手医科大学医学部泌尿器科学教室
pp.324-325
発行日 1982年4月20日
Published Date 1982/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203326
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腎盂・尿管癌の手術療法として,古武・宇佐美論文において「原則的には腎尿管全摘除術が施行されることが望ましい」と述べられているが,私も同感で,術式も腎尿管全摘除術(total nephroure-terectomy with cuff,われわれは腎尿管全摘出術兼膀胱部分切除術total nephroureterectomy with segmental resection of the bladder;or with seg-mental cystectomyと称す)と同じ術式を施行している。そして本術式の選択についても,注意深い検討によつて決定され,リンパ節の処理,尿管癌の腫瘍局在部の剥離処理についての考えも同じである。以下われわれの経験から二,三述べることにする。
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