手術手技
追加発言 2
小寺 重行
1
Shigeyuki Kotera
1
1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室
pp.516-517
発行日 1984年6月20日
Published Date 1984/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203828
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尿管皮膚瘻術はわれわれの教室では1974年より1983年までの10年間に81例施行しており,特に無カテーテル法は1976年より行い68例となつている。これらの経験から1.適応,対象症例について,2.皮膚切開,3.尿管の剥離と走行,4.尿管皮膚縫合,5.採尿法などについて追加する。
まず,尿管皮膚瘻術の適応については,回腸導管造設術の適応外の症例,すなわち70歳未満で,身体所見,腸管に特に異常を認めず,完全治癒が望める症例には回腸導管造設術を原則的に行つているのでそれ以外の症例で,1年以上の予後が予想される場合は尿管皮膚瘻術を行うようにしている。
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