手術手技
追加発言 2
藤田 幸利
1
Yukitoshi Fujita
1
1高知医科大学泌尿器科学教室
pp.22-23
発行日 1983年1月20日
Published Date 1983/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203491
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尿管膀胱新吻合術は膀胱近接部尿管に損傷や狭窄を有する場合が適応となるが,この手術を後天的な原因でこれら障害が生じた症例,すなわち,骨盤内臓器に対する手術や放射線の照射が直接原因となつた症例に施行する場合には,先天的な原因で手術する症例に比べて癒着が強く,尿管の剥離が難しいとか,尿管が十分に長くとれないために余裕をもつて吻合できないなど技術的困難を伴うことが少なくない。ここでは主に後天的な原因を持つ症例に焦点をしぼつて,術式についての私見を述べ追加発言とする。
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