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                                綜説 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    高カロリー輸液
                                    
                                    
                            
                            
                                    
                                    Total Parenteral Nutrition, Intravenous Hyperalimentation
                                    
                                    
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                岡田 正
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Akira Okada
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1大阪大学医学部第一外科学教室
                
                
                
                
                  1Department of Surgery, School of Medicine Osaka University
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.419-428
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1981年5月20日
                  Published Date 1981/5/20
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203142
                
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- 1ページ目 Look Inside
生体が栄養障害によつて蒙る影響を明確にし,常に適切な対処法を講じておくことは,あらゆる治療(外科的,内科的治療を含む)を効果的に行なう上で必須の条件といえる。しかしながら,現実には院内に数多く存する栄養障害に意外に気づかず,かなりの重症になつてからようやく認識し,非効果的な治療に終始するか,あるいは二次的に生じた感染その他の余病によつて死亡するという場合がほとんどであつた。最近入院患者の栄養管理が重要視され,その早期治療および各種栄養法を駆使した集学的治療が注目を集めている。そしてその原動力となりつつあるのが高カロリー輸液法である。
1960年代後半に試みられ1),その後急速に進歩をしめし,ようやく一つの治療手段として確立されるに至つた高カロリー輸液法は,今やわが国においても広く普及し,それぞれの分野における有用性が認識され,実施されつつある。しかしながら,実際には不十分な知識,技術,あるいは不完全な治療態勢で施行されている場合が多く,所期の治療効果を発揮し得ていない場合も少なくない。

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