今月の主題 体液・電解質補正の実際
輸液の基本的ルール
高カロリー輸液の処方原則
井上 善文
1
,
岡田 正
2
1大阪大学医学部・第1外科
2大阪大学医学部・小児外科
pp.956-957
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220393
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高カロリー輸液(TPN)は,現在外科領域はもちろん,臨床医学の広い分野に恩恵をもたらしており,手技,器具,製剤のすべての面で著しく進歩し,安全かつ容易に実施できるようになってきた.現在各種TPN用基本製剤,アミノ酸製剤,脂肪製剤,ビタミン製剤が市販されており,これらを組み合わせて用いることによりTPNを実施することはできるが,種々の代謝上の合併症が発生する危険性もある.以下に筆者らのTPN処方を中心に,その処方原則について述べる.
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