増刊号 図解 診療基本手技 第2集
診療手技
輸血・輸液法
高カロリー輸液
大森 義信
1
,
小越 章平
1
,
田宮 達男
1
1高知医科大学・第2外科
pp.285-287
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909704
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高カロリー輸液(total parenteral nutrition:TPN)は上行あるいは下行大静脈にカテーテルを留置し,高濃度糖,アミノ酸,電解質,ビタミン,微量元素などの生体に必要な栄養成分を投与する方法で,栄養管理には不可欠である.そして,医療施設の大小に関係なく広く普及しており,外科系の研修医のみならず,内科系の研修医にとっても重要な治療法の一つである.しかし,非経腸的,すなわち非生理的栄養法であること,カテーテル敗血症などのいろいろな合併症もあり,その適応,施行には十分な注意が必要である.
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