Urological Letter
尿浸潤/前立腺癌への125Iラドンシード使用とその合併症
pp.225,269
発行日 1980年3月20日
Published Date 1980/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202915
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尿浸潤は命にかかわることもあり,場合によつては,ひどく衰弱することもある。最近2例に積極的に手術的処置を行なつて成功した。
第1例は18歳の白人男子で,Gradeは低いが拡がつている膀胱癌にTURを行なつた例である。右尿管口および前方の膀胱頸部を切除していたとき膀胱壁が極めて薄くなり,脂肪組織が見えた。ほとんどそれと一致して,患者は左下腹部に激痛を訴えた。ただちに恥骨上部を切開し,ドレンを入れ,切除を完了した。尿浸潤が起こつていたのであるが,術後の経過は順調になつた。
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