講座
臨床統計入門(6)—2つの手術法の術後死亡率の比較
杉田 暉道
1
1横浜市立大学医学部公衆衛生学教室
pp.537-541
発行日 1978年6月20日
Published Date 1978/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202564
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2つの手術法の術後死亡率を比較する場合,死亡率の値が大きい場合は,前章の2つの標本百分率の比較の方法で検定できるが,極端に死亡率が小さく1%前後以下の場合は上法の方法で行なうと正しい結論が得られない。このような場合は次の方法を用いる。
【問1】某疾患に罹患している患者をAの手術法で治療したところ1,800名中24名,Bの手術法では600名中6名の術後死亡者がそれぞれみられた。両者の術後死亡率に差異があるか。
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